- かこう
- I
かこう【下降】さがっていくこと。 降下。⇔ 上昇「飛行機が~する」IIかこう【仮構】(1)かりにつくり構える・こと(もの)。(2)無いことをかりにあるとすること。 また, そうして組み立てた事柄。 虚構。III
「~の世界」「事件を~する」
かこう【佳肴・嘉肴】おいしい料理。「珍味~」
~ありと雖(イエド)も食らわずんばその旨(ウマ)きを知らず〔礼記(学記)〕(1)聖人の立派な道も, 学ばなければそのよさを知ることができない。(2)大人物も用いなければその器量を知ることができない。IVかこう【加功】他人の行為の一部を分担すること。 手助けをすること。V「稲村が企てしハルマ釈辞の書は, 彼が~して其業を助成せりとなり/蘭学事始」
かこう【加工】原料や材料に手を加えること。VI「原材料を~して輸出する」
かこう【囲う】(1)外部の力が及ばないように, 周りを物でとりまく。「屋敷を塀で~・う」
(2)妾(メカケ)をひそかに別宅などにおく。「妾を~・う」
(3)野菜・果実などを蓄えておく。「ジャガイモを~・う」
(4)かばう。 守る。 保護する。「姫を~・ひ奥へ入り給ふを/歌舞伎・壬生大念仏」
‖可能‖ かこえるVIIかこう【架構】骨組みとなる部材を結合して組み立てた構造物。VIIIかこう【歌稿】歌の原稿。 歌の下書き。 詠草。IXかこう【歌行】中国の古詩の一体。 もと, 民謡調の歌の意。 転じて楽府(ガフ)。Xかこう【河口】河川が海・湖に注ぎ込むところ。XIかこう【河港】河口または河岸にある港。⇔ 海港XIIかこう【火口】(1)火山の噴火口。(2)ボイラーの焚(タ)き口。XIIIかこう【火孔】マグマの, 地表への噴き出し口。XIVかこう【火工】弾丸に火薬をつめる作業。XVかこう【火攻】「ひぜめ(火攻)」に同じ。XVIかこう【花候】花の咲く時候。 はなどき。XVIIかこう【花梗】「花柄(カヘイ)」に同じ。XVIIIかこう【花香】(1)花のにおい。「~も更に馥郁(フクイク)/日乗(荷風)」
(2)仏前に供える花と香。XIX「仏に~奉り/盛衰記 2」
かこう【華甲】〔「華」の字を分解すると, 六つの「十」と一つの「一」とになる。 「甲」は甲子(キノエネ)で十二支の最初をさすところから〕数え年六一歳の称。 還暦。 華年。XXかこう【課口】律令制で, 庸(ヨウ)・調(チヨウ)・雑徭(ザツヨウ)などの課役負担の義務を負った男子。 少丁(中男(チユウナン))・正丁(セイテイ)・次丁(老丁(ロウテイ)と残疾(ザンシツ))の区別があり, それぞれ課役負担が異なる。 課丁。→ 中男→ 正丁→ 老丁→ 残疾
Japanese explanatory dictionaries. 2013.